お盆休みも最終日。天候や体調不良に振り回されましたが、行きたい所にもほぼ行けましたし満足です。西日本の天気のニュースを見ていると、予定通り電車が走ってくれているのがありがたいか、身に染みて感じます。
今日は午後から三鷹で観劇。斜陽産業でサラリーがめいっぱい減ったのに反して、演劇に関わるコストが上がったので、以前ほどは頻繁に観劇もできなくなってしまいました。
それでも、許される範囲で追いかけたい、というカンパニーはあります。今日観に行くスズキ拓朗さん主宰のCHAiroiPLINもその一つです。
お金の限られている所を、パフォーマーさんの身体と、アイディアや知恵をフル回転させて乗り越えていこう。そんな姿勢が徹底しているのが、とてもいいなと思いますし、勉強になります。
野菜と人間が嫌いになり、道路に飛び込もうとした、高校生の女の子。アスファルトを破って生えてきた、根性のある野菜たちのおかげで一命を取り止めます。
そんな野菜たちに巻き込まれ、ひょんな事から、彼女がシェイクスピアの作品を通じて愛を教える、というのがあらすじです。
まあ、よく、こんなぶっ飛んだ設定を考えるものだなあ、というのが第一印象。それぞれの野菜の衣装や動きもとても個性的です。
愛というと、どうしても男女の恋愛関係だけを、それもやや安易に取上げる事が多いのですが、今回はスズキさん演じる父親と、公募した高校生の子が演じる娘の関係を一方の軸に据えている事で、シェイクスピアの戯曲のもつ「愛」を、より広く伝える事に成功しています。
夏休み中の子供さん達が見ても楽しめるだけでなく、ひとすじなわでいかない奥行きもきちんと持っている。発想の柔らかさも含めて、途中から「凄いなあ~」と唸りながら見入ってしまいました。
終演後は、バスに乗って調布駅まで出ようとしたのですが、急遽予定を変更して、深大寺の入り口で降りる事に。水車館に行くことにします。
水車や農作業の道具などの陳列品を見るのももちろんなのですが、一番の目的は調布、東村山、国分寺の施設のスタンプが集められる「縄文ノート」をゲットするため。
本当は、おとつい東村山でもらうつもりだったのですが、ちょうど東村山にいたタイミングで集中豪雨が来てしまい、諦めたものです。いやあ~、これでひと安心です。
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深大寺水車館
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西東京の施設を回ってスタンプを集めると、景品がもらえる「縄文ノート」。今日は、この冊子をゲットしたかったのも、ここに立ち寄った理由。
深大寺の参道でそばでも食べようかと思ったのですが、夕方という事もあり、ほとんど店しまい。何か、お盆休みなのか平日なのか、どっちつかずの対応です。まあ、仕方がないので、鬼太郎茶屋を冷やかした後は、深大寺から出ているバスで、今度は当初の予定通り調布駅へ。
このまま帰ろうかとも思いましたが、今年は誕生日の優待ハガキが、BAQETさんから来ていない事を、ふと思い出します。
お店がクローズしたのではないかと心配になって、パルコに見に行ったのですが、問題なくやっていたので、ホッとしました。まあ、ここまで来たら入るしかありません。
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鬼太郎茶屋。今日は買い物はしませんでした。
お店の人にハガキの件を聞いてみたら、アンケートに参加した全員から抽選に変更になったそう。残念ではありますが、コロナ下でも生き延びたのは、こうした経費節減のおかげもあるでしょうから。
何よりも店舗が営業を続けているのが何よりです。
久しぶりに食べた、食べ放題のパンですが、やはり焼きたては美味い!調べてみたらサンマルクさんの系列会社のようなので、さすがにパンで手を抜かれる、という心配はないようです。
個人的には、その中でもフレンチトーストがイチオシ。出来立てですとフワフワですし、よもぎパンのフレンチトーストは、この店では初めて見ましたが、よもぎの香ばしいほろ苦さが、バターや砂糖の甘みと合っていて、予想以上に美味しかったです。
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チキンとしめじのアヒージョ ドリンクパンセット 1958円
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できたてのフレンチトースト。左は通常のもので、右はよもぎパンで作った「きまぐれ」バージョン。