いろいろと予定だけは考えていたのですが、家の事に以外と手間取ってしまい、結局、昼過ぎから家を出ることに。
午前中は本を読んだり、食事をしたり、家の事をやっていたら、あっという間に終わってしまい、家を出たのは結局14時過ぎになってしまいました。
火曜日が夏休みで出掛けるという事もあるので、体力を温存したかったというのも、少しだけあるのですが……。
分倍河原駅で送迎バスに乗り込み、サントリー武蔵野工場さんに2回目の工場見学。前回は、徒歩でかなり遠回りと時間のロスをしてしまったので、手堅くバスを使います。
皮肉な事にそのお陰で、完全にルートは覚えたのですが、今日については、その後の予定もあるので体力を温存するのが優先です。
今回、二度目の訪問をしたのは、期間限定の有料のプレミアムツアーのため。ウイスキー「白州」の樽で熟成された、限定生産のプレミアム・モルツを試飲できるそうです。
初日にウエブで申し込んだら、通常のコースと一緒だったとはいえ、500人待ちという、かなり凄い状態。申し込み可能でスケジュールが空いている日は、今日しかありませんでした。まあ、それでも取れただけ、かなりの幸運です。
ツアーについては、基本的には無料のツアーと一緒。ただ、コロナの規制が緩和されて、原材料の麦の試食や、ホップの香りを嗅ぐ事が出来るようになりました。
天然水をベースに、素材の良さを活かす方向を強く押し出すのが、同業他社さんと比べた時の、サントリーさんらしさだと思います。(あくまでも各社を見学した自分の私見ですが)
同じビールなので、基本的な製法は一緒ですが、なにを大切にしているかで、細部の積み重ねが変わってくる。この辺が面白い所です。
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仕込み作業。夏にも関わらず暑いです。
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発酵の工程
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ろ過の工程。ここまでくると、だいぶん製品に近づいてきます。
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缶の充填やラベリング作業。実際に工場で稼働しているものですが、但し今の時間帯は缶チューハイの作業をされているそうです。
見学が終わると、お楽しみの試飲へ。目玉はやはり、白州限定樽熟成のビール。かなりの貴重品だという事は分かりますが、何分飲んだことがないので、見当が着きません。
ただ、通常のビールのアルコール分が5~6%に対して、限定バージョンは8.5%。熟成工程でかなり手間を掛けた事だけは、伺い知る事が出来ます。
飲んだ第一印象は、白州の樽の香りと、きめ細かさがとにかく凄いという事に尽きます。家で飲んでいるときは、プレミアム・モルツで立派な贅沢だと思います。ただ、比較してしまうと、相手が悪すぎて、どうしても霞んで見えてしまいます。
香りが豊かなだけでなく、雑味が全くないので、アルコール分8.5%とは思えない位、ぐいぐいといけてしまいます。
お陰で、あとで少し苦労する事になりましたが……(笑)
酔った勢いもあって、参加者限定、お一人様2本までの、白州限定樽熟成をつい1本買ってしまう、私。
お値段、6600円也!
ワインやウイスキーと比べたら、手の届く範囲の価格とはいえ、ビールとしてはやはり破格の価格。サントリーの回し者ではありませんが、このビールの凄さを親しい人に知ってもらいたいという気持ちもあります。
ただ、流石にこれを持って味の素スタジアムに入るわけにはいかないので、府中のコインロッカーに荷物を預け、最低限の荷物だけを持って飛田給のスタジアムに。
夜から雨という予報も気になるので、そのリスク対策でもあります。
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左/サントリー・モルツ 中/プレミアム・モルツ・マスターズドリーム 右/マスターズドリームの白州限定樽熟成
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マスターズドリーム(白州限定樽熟成)のパッケージと樽。
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松任谷由実さんの「中央フリーウェイ」の歌詞にある「左手のビール工場」は、ここのこと。考えてみたら、かなり前からこの場所に存在しているのですよね。
ちょうど酔いが完全に醒めた19時にFC東京のJ1のホームゲームがキックオフ。今夜の相手は、アビスパ福岡。今季から推しの紺野選手が移籍したチームです。
過密日程な上に、怪我人や移籍選手が多く、特に中盤から後ろの連携面に不安を感じるメンバー構成。
そんな不安点をまるで見越したかのように、アビスパは序盤からハイプレスで、前からガンガンと圧力を掛けてきます。
立ち上りからディフェンス陣の綻びをまんまとつかれ、開始10分ちょっとで立て続けに失点。あっという間に0-2。前半から苦しい展開を強いられます。
紺野選手、山岸選手、前選手、井手口選手が揃ったアビスパの中盤は、攻守ともにかなり迫力があります。それに対して、我らが東京は、攻撃が散発的。ディエゴ選手は相手ディフェンスに巧く抑え込まれ、長友選手と俵積田選手は、明らかに連携が上手くいっていません。ボールも上手く相手に持たされているように見えます。
前半はあまりいいところがなかった東京ですが、後半になると、流石にアビスパも少しバテてきて、プレスの強度も少し弱めに。選手交代のカードを使いながら、少しずつ盛り返していきます。
それでも、アビスパに凌がれていましたが、後半40分過ぎに、漸く熊田選手がJ1初得点!これで、勢いがついたのですが、残念ながら、やや時遅し。最後相手に守りきられ、1-2で負けてしまいました。
序盤の失点は、相手チームに最初から立ち上がりを狙われていたようにも、チームとしてそれが徹底されていたようにも感じます。
それに対して、少なくても前半は、チームのビジョンがあまり明確に見えなかった、我らが東京。チームとしての熟成度の差を思い知らされることになりました。
まあ、何とか雨が降らずに持ちこたえたことだけは、ありがたかったですけど……。