とにかく蒸し暑いです。いつ雨が降ってもおかしくない雲行き。
ですが午前中から出掛けます。今日はキリンビバレッジさんの湘南工場の見学です。広義では湘南ですが、厳密にいうと工場があるのは、内陸の寒川町。神奈川でも貴重なローカル線「相模線」の倉見駅が最寄です。
始発の橋本駅から行くか、小田急線の海老名経由で行くか、かなり悩んだのですが、橋本駅から行くことに。
橋本駅は相模線の始発駅だけでなく、京王線の終着駅。なので乗り替えがすごく楽です。おまけにローカル線とは思えない位混んでいて、始発でなければ座れなかった状態。結果的にはこちらで正解でした。
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地図を見た限りでは、倉見駅から東南東に15分位歩くと、目的地に着きそう。なので、土地勘ゼロの自分は、とりあえず駅から目印の新幹線の線路までは真東に歩き、そこから南東に微調整する事に。
そんなふうにいい加減に歩いていると、途中で、フクダ食品さんという和菓子を作っている工場の直売店の前を通ることに。冷凍食品がメインなのですが、少しだけ焼きたても販売しているそうなのでいただく事に。
おそらく商品をレンジで温めたものかとは思いますが、それでも値段は格安ですし、熱々でふっくらとして、散歩の食べ歩きとしては充分すぎる商品。おいしくいただきました。
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フクダ食品さん。冷凍の和菓子を中心に作っているメーカーさんだそう。
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たい焼き 100円
こちらがイメージしていたよりも北に行ってしまい、少しだけ遠廻りしてしまいましたが、20分弱で無事工場へ。崎陽軒、サントリー、赤城乳業etc……と、道に迷い続けてきた自分にしては上出来です。通り過ぎる車のナンバープレートが湘南ナンバーなのに、少しだけ釈然としないのは何故なのでしょうか(笑)
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キリン湘南工場
受付けを済ませると、見学者が揃うまでは1階のロビーで待つことに。今回、私達が見学するのは「午後の紅茶」の製造工程。それにまつわるパネルやら撮影スポットなどがあります。
パネルによると、パッケージのイラストに描かれている女性は、アンナ・マリアさんという、アフターヌーンティーの文化を広めたイギリスで実在した方だそう。
アンナさんのイラストを使用して、午後の紅茶(=アフターヌーンティー)という商品名を名乗る。そこには商品だけでなく、紅茶の文化を日本で広めようというキリンさんの並々ならぬ決意を感じます。
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右のスプーンは、ラインの友達登録をしてアンケートに答えるともらえます。左のリングノートは1階に設置されている自動販売機で購入できます(550円)
見学者が揃ったら、2階の部屋に移動。まずは、映像を見てから見学に入ります。見学では主に茶葉が紅茶になるまでと、その紅茶がペットボトルに詰められて商品になるまでの過程を学ぶ事が出来ます。
改装してから建物のレイアウトが変わったため、残念ながら実際の現場を見る事は出来ません。ただ、ペットボトルを作ったりラベルを着けたりする工程については、実際に工場で使っている機械を使って体験する事が出来ます。いい年をした大人でも、結構ワクワクします。
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小さな芯のようなものを熱で膨らませて、ペットボトルにする機械。
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日付けなどを印字する機械。狙った場所にきれいに印字するのは、結構難しいです。
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ラベリングの機械。熱でラベルが縮み、キレイに包装されます。
一通り見学した後は、復習の映像を見ながら、お楽しみのティスティングへ。味覚だけでなく、五感を使って三種類(ストレート、レモン、ミルク)の商品を飲み比べていきます。
面白いのは、味ごとに違う茶葉を使っており、その茶葉の違いを、実際に香りや味で体感出来ること。味だけの違いだと思っていた紅茶が、実は茶葉そのものの違いで味に個性が出ていることが良く分かります。
実際の工程を見られないという点は少しだけ残念でしたが、それ以外はとても楽しめた見学会でした。横浜工場もそうでしたけど、見学者ときちんとコミュニケーションを取ろうとするキリンさんのスタンスは、個人的にはとても好感が持てます。
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飲み比べ
見学が終わった後、少し遅い昼食を取れたらいいなと、倉見駅に向かって歩いていたら、道路沿いに運良く、ゆで太郎ともつ次郎の複合店があったので、入ってみる事に。以前から凄く気になっていた、もつ鍋ラーメンをいただく事に。
10分弱位すると出てきたのですが、文字通り蓋のついた大きめの鍋にラーメンが入っています!噂には聞いていましたが、期待を裏切らないインパクトです。
期待を裏切らないのは、見た目だけでなく味もそう。ラーメンに合わせて食べやすくはなってこそいますが、濃厚なもつ煮込みの中に中太の麺が入っていて、とても食べ応えがあります。一番上に乗っている長ねぎとニラがとてもいいアクセントになっていて、最後まで美味しくいただく事が出来ました。
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もつ鍋ラーメンセット 900円+ご飯中盛(大盛)変更 100円
帰りはどうしようか悩んだのですが、結局行きの橋本経由のルートをそのまま戻ることに。但し、ただ戻るだけではあまりに味気なかったので、南口にあるブックオフさんに寄ることにします。
南大沢で映画を観る、というのにも少しそそられたのですが、今日の所は本を物色する方を選びました。
文庫・コミックのコーナーを中心にざっくり見るつもりだったのですが、500円前後の価格帯の商品が思いのほか充実していたので、単行本のコーナーをきっちり見る事に。
以前から欲しかった松重豊さんの本を中心に5~6冊購入しました。湘南工場でのお土産もあったので、ここから先の帰りはムチャクチャ荷物が重たかったっす(笑)
それでも、荷物を担いで歩けたのも、ギリギリ天気が持ってくれたから。その点については、本当に助かりました。