だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。日比谷カレッジ。下北沢で謎解き。

早めに家を出たかったのですが、寒さと疲れで身体が動かず。先週の連木の時に、かなり動きまくりましたし、編集学校が始まってから、いろいろと考える事が多かったので、ちょうどいいクールダウンなのかもしれません。

それでも日比谷カレッジがあるので、昼過ぎには出掛ける事に。ちょうど学生さん達の帰宅と丸かぶりしてしまったので、もうちょっとだけ早く家を出ても良かったのかもしれません。更に、途中でスマホを忘れた事に気づき、自分の無計画さにうんざりする事に。

 

けど、まあ、行きあたりばったりの行動をすることで、無意識のうちに、自分の性格の繊細すぎる部分とうまくバランスを取ろうとしている。そう考えれば、悪いことばかりではないかもしれません。そうとでも思わないと、やっていられません(苦笑)

 

まあ、そう思うことにしよう(笑)

 

そんな風にしてついた、日比谷図書文化館で、今日は日比谷カレッジの講義を聞く事に。畑中章宏さんの「関東大震災に遭った文豪、学者たち」というテーマでのお話し。

 

畑中さんの話しは、かなり以前にB&Bさんで、宮本常一の「忘れられた日本人」の連続講座で聞いたことがあります。常一の著書の面白さのお陰もありますが、その時の話しは、結構面白かったんですよねえ~。

講義の方は、寺田寅彦芥川龍之介田山花袋折口信夫などの文豪や学者たちが、震災についてどう語っているのか?それを書かれたものを実際に見ながら進んでいきます。レジュメに書かれている箇所を読んでいる時間が長かったので、ちとつらい部分もありましたが、全体的にはなかなか面白かったです。

 

朝鮮人を攻撃する事はおかしいというのは理解できても、自分が間違えられると、朝鮮人への不信感を抱く、折口信夫。実害はそれほどではないと分かりながらも、精神的なダメージ受けてしまう芥川龍之介

渋沢栄一関東大震災を「天罰」だと主張したように、当時の理性的な知識人でさえ、理屈だけでは割りきれなかった。そんな部分が浮き彫りになってきます。

 

書くことを職業にしている事もあり、ショックを受けながらも、「メシの種」として、「語らずにはいられない事」として、作品にせずにはいられない所は、作家や学者の性ともいえる所でしょう。

時には、芥川のように「盛って」かっこ良く見せようとしたり、より面白くしようとしまうのは、作家だけでなく人の性とも言えるもの。その後、奥さんから真相を暴露されてしまうのが、切なくも可笑しいです。

 

今回の講義で一番面白かったのが、今和次郎についてのお話し。震災後の復興バラックがどんな材質で作られているのか調べたり、写真では飽きたらず、詳細なスケッチ書き出します。最後には見ているだけでなく、仲間を集めてバラックに絵を書き出す事に。関東大震災の時代にもこんな人がいたのかと、軽い驚きがあります。

 

講義が終わった後は、畑中さんの著書を1冊公認して帰る事に。

今回の講義のレジュメなど。

 

日比谷を出た時間がやや中途半端だったので、そのまま家に戻ろうかと思っていたら、たまたま下北沢で電車に乗り換える事に。

せっかく、下北に来たので、先日貰った謎解きの冊子に手をつける事にします。最近、謎解きやスタンプラリーをしていると、いもづる式に他のものが出てくる事が多いのは、何故でしょうか?

基本的に、謎解きそのものはそれほど難しくないのですが、チェックポイントを見つけるのが、結構難しいです。半分弱は解けたので、あとはまたここに来たときに。

今月は少なくてもあと2回B& Bさんにお邪魔する予定があるので、のこりはその前後にやりたいと思っています。

 

※写真は全て後日に撮影したものです。