今日は仕事も上手く乗りきれたし、おかげで覚悟していた残業もしないで済みそう。頑張った自分にご褒美をあげたい気分だ。本当ならそれは『肉』なのですが、庶民御用達の焼肉屋「すたみな太郎」は、5日~12日まで休みだという案内があったしなあ。
う~ん、どうしようか?そういえば、先週のインプロのクラスで、「1917」が面白いという話題になっていた。まあ、あの二人が揃って面白いといっているのなら、まず間違いなかろう。帰り道にある調布シネマでもやっていましたしね。
と思って行った調布シネマ。
「6日から、深夜上演が中止~?」
リクライニングで、コカ・コーラゼロを飲みながら、ゆっくりと映画を観ている自分がイメージできたのに。とうとう映画館にまで影響が。この段階で僕に残された選択肢は2つ。一つは晩めしを食ってからそのまま帰る事。もう一つは調布の演劇祭の演目になっていて、これだけは上演する事になっていた、「天空の城ラピュタ」を観る事。
少しだけ悩んで、観る事に。当初の趣旨とは相当ずれてしまいましたが、ラピュタをスクリーンで観れる機会というのは、もの凄く貴重であるの間違いないです。
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スクリーンの入り口にあった、鈴木敏夫さんの直筆メッセージ。こちらも相当貴重。
始めてスクリーンでラピュタを観ました。作品を観るのはもう4~5回目くらい。あらすじはだいたい頭に入っているので、多くを期待せずに観たのですが、これが、予想以上に面白い。特に、高低差を意識して見せているシーンの映像の上手さは、大きなスクリーンで見ないと絶対にわかりませんし、ちょっとした絵にいちいち見とれてしまう。うん、至福の時。
この二人、ジブリアニメらしく、きちんと清い交際をして結婚するんだろうなあ、多分。そして、奥さんの尻に敷かれるんだろうなあ、絶対。
いい気分になって家に帰ったあと、肉が食えない鬱憤は、せめて本で、と思い、佐藤和歌子さんの「悶々ホルモン」を少し読み始める。佐藤さんの文章の肩の力の抜け具合が、押し付けがましさゼロ。けど、肉を食べる描写はすごくそそられる。佐藤さんの術中に嵌まっている、と思いながらも、ついつい読みすすめてしまう。ただ、ますます焼肉屋への郷愁が強くなり、ひょっとしたら、この本を手に取るべきタイミングではなかったかもしれない、と少し後悔しています(笑)