漸く11時になり、館内へ。検温と手指消毒をして中に入ります。入口で少し混雑していたので、11時に一気に入館したら少し密になるのでは、と心配していたのですが、敷地が広い上にどこからでも見れる仕組みになっているので、杞憂でした。まずは、最初は1階の車両の展示コーナーへ。
実際に走っていた汽車や電車がこれでもかと並んでいる姿は、やっぱり迫力があります。ここまで貴重な車両を一度にナマで見ることができるのは、この博物館だからこそ。古い時代の蒸気機関車や車両等は、もはや芸術といってもいい美しさで、近くで見ているだけでワクワクします。展示されている機関車の中には、国の重要文化財に指定されているものもあるそうで、それにも納得です。
コロナの影響でほとんどの車両は立ち入り禁止になっていたのですが、一部の電車の中には入る事ができました。急行電車とか古い中央線の車両とか、自分が小さい時に乗った電車もあり、座っていると子供の頃の記憶が呼び覚まされます。
車両を見るだけで、充分にワクワクしましたし、楽しかったのですが、残念だったのは、コロナの影響で立ち入り禁止になってしまったエリアが、思っていた以上に多かった事。半分は覚悟していたのですが、シアターもジオラマも見れない、トレインシュミレーターにも一切触れることが出来ないという現実を目の当たりにすると、少しずつ悲しい気持ちになってしまいます。多分一番悔しいのは、この博物館の力を100%見せることのできない学芸員を筆頭としたスタッフ方達なのだろうと思います。それでも、メンテナンスが大変な状況下で、一般公開してもらえるのは、本当にありがたい。
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帰りにショップで買ったロルバーンのノート。鉄道博物館限定販売のものです。
かなり歩いてさすがに疲れたので、帰りは埼玉高速鉄道のシャトルで大宮まで戻りました(笑)
往復の埼京線に乗っている時間で、先日B&Bさんで買った、嶋浩一郎の「アイデアはあさっての方向からやってくる」を読み終える。本を読んでいて、以前より人と会う機会が少なくなってしまい、視野や考え方が狭くかつ偏ってしまっているなと、強く感じました。効率を追い求めている限りはイノベーションが起こらない、自分で理屈を説明できてしまうアイデアというのはほぼ100%つまらない、といった言葉には激しく同意。これからの世界は、効率だけを追い求めていると、いろいろな所で密な状態が発生する事になります。その先にはおそらく、今までとは比較にならない位のリスクと、そんな事はおかまいなしで人を押し退けてでも最短距離を行こうとする人達同士の争い。更には、そこで敗れてしまったり参加できなかった人達による、半分羨望まじりの匿名による誹謗中傷を生み出すだけなのだろうと思います。この本には、それを賢明な方法で回避するヒントがいろいろと書かれていると思います。