日常生活をしている分には大きな支障はないのですが、無理な動きをするとかなり不案を感じる、朝の腰の状態。
午前中は、井の頭公園の野外観察会に参加します。始めてなので、どの程度の距離とスピードで歩くのかが不安ですが、事情を話して、自分なりのペースで楽しませてもらおうかなと思います。まずは、時間前に集合時間に着かねば。
10時になったら、注意事項と本日の見学対象のシダに関する説明を一通り受けた後、グループに分かれて公園内の観察スポットを歩いていきます。
基本的には、シダ植物は水がないと受精できないそう。なので、生息している場所は水辺付近が中心になります。なので、今回の散策ルートも自ずからそうなります。
今回は、一旦神田上水を下り、公園の東端まで行き、そこから引き返して井の頭池沿いに南回りに西へと歩きます。
生物の力を借りずに種を増やせる所は、伊達に古来から生き延びてきた植物です。ただ、その分広範囲には種を増やせないので、一つの種が群生する傾向があるようです。
更に、構造もシンプルな分、変種も多いそう。ざっくりとした種と見方は観察会の方に教わりましたが、厳密な品種の特定は専門の学者でないと分からないそうです。
参加する前は、正直「今一つ地味」というイメージがありましたが、よく観ると多様な豊かさと奥深さがあります。
暑い中かなり歩きましたし、足場の悪い下り坂はかなり腰がきましたが、それを差し引いても充分に楽しめました。
いろいろな場所に行くのもいいですけど、同じ場所を切り口を変えながら、何度も見てみるのも楽しいですね。
携帯用の野草図鑑を買ってみてもいいかも、とかなり真剣に考えています。
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ヤブソテツ(の仲間)
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イノモトソウ
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トラノオシダ
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ベニシダ
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観察の途中に大きなアオダイショウが。
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イノデ。もともとは観賞用に植えられたものらしい。
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ゼンマイの一種らしいです。こちらも観賞用で植えられたものが群生したものらしいです。
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アスカイノデの一種だそうです
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リョウメンシダ。触った感触が独特
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ヒメワラビ
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ノキシノブ。養分や水分は自分で作っていますが、サクラなどの樹の場所だけは借りているそう。着生という生態だそうです。(寄生ではないそうです)
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タチシノブ
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イノモトソウ(の一種)
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ゲジゲジシダ
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ホシダ
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群生したイヌワラビ
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シケシダ
終わった後、さてこれからどうしようかと思っていたのですが、観察会用に荷物を極限まで軽量化したのが裏目にでる事に。
謎解きやスタンプラリーの冊子も家に置いてきてしまいました。腰も結構負荷が掛かったので、危険水域に。
仕方ないので、吉祥寺で昼だけ食べて家に帰る事に。駅に向かう途中、たまたま目に止まった胡椒餅のお店に並んでみる事にします。
基本、行列はあまり好きではないのですが、急ぐ旅でもないので、たまにはこういうのもいいかも。ガラス越しに見える胡椒餅も美味しそうですし。
20分ほど並んで買えたので、空いているスペースを見つけていただく事に。
最初の一口は八角を始めとしたスパイスの強烈な香りと味がし、その後甘く煮込まれた葱の優しい味、歯応えと肉汁たっぷりな豚肉の旨みがやってきて、最後に胡椒の辛味が襲ってきます。
皮はしっかり、外はカリっと中はしっとりとしており、これは癖になる味です。今度は、平日に来てみようかと思いました。
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胡椒餅 1個 430円
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中身。肉厚の豚肉がぎっしり。