本当は洗濯等をしてから、もっとゆっくり家を出る予定だったのですが、9時過ぎには朝早く家を出る事に。
急遽、調布文化コミュニティ財団の事務所に行かなければいけなくなってしまいました。
人手が足りなそうだったので、せんがわ劇場開催の催事のお手伝いに、軽い気持ちで申し込んだのが、そもそものケチのつき始め。
間違ってはいないのですが、前例と規則を前面に出す、典型的なお役所スタイル。いろいろな予期せぬ面倒が増えてきます。
「このままフェードアウトしたろか」と何度も思いましたが、グッとこらえて、何回かのやり取りの結果、何とかスケジュールに都合をつけます。まずは今日、話だけは聞いてみることに。
幸い、今回窓口で対応してくれた人がメールでやり取りしていた方よりも、かなり話しの分かる方。いい意味でたらい回しに合ったお陰で、それなりに建設的な話しが出来てひと安心しました。まずは、空いてる日に一日お手伝いにいく事になりました。
話しが終わった後は、急いで京王線の特急に乗って、新宿から川崎を経由して、京急の鈴木町の前にある味の素川崎工場へ。
途中、武蔵小杉でスタンプラリーのスタンプを押したのですが、湘南新宿ラインのホームからスタンプのある場所まで10分近く掛かってしまったため、集合場所の「うま味体験館」に到着するのが、ギリギリになってしまいました。
まあ、それでも間に合ったので、良しとしよう!
ここに来るのは3回目ですが、過去2回と明らかに違うのは、お父さんお母さんのいる親子づれの比率が、かなり増えた事。どうやら、学校も本格的に夏休みに入ったようです。
そういう事もあってか、今日は「アジパンダ」の妹の「アジパンナ」ちゃんが登場。写真撮影に応じていました。味の素さんの話しだとかなりレアだそうです。
変な見栄を張らずに、子供と一緒に取ってもらえば良かった(笑)
会社紹介の映像(見学のたびに毎回流れるもの)を最初に見た後は、まずは「うまみ体験館」の資料を使って、味の素の歴史や製造工程について学びます。
池田菊苗博士が昆布の味から発見した、味の素のうま味成分のグルタミン酸。いまでは、昆布よりも効率良くグルタミン酸を抽出できる、サトウキビやトウモロコシ、キャッサバ(タロイモ)が原材料として使われているそうです。
↑
うま味資料館の展示物や模型などを使用しての、歴史や作り方などの説明。
その後、上の階のキッチンで、映像を見ながら、味の素の入った味噌湯とそうでないものの飲み比べ。本だしの時にも同じような比較をしましたが、味の素の方がより味の違いがデリケートです。
味の素だけですと、塩分がないので、やはりその差が大きいかと思いますし、我々の味覚がいかに塩分に支配されているのかがよく分かります。
因みに味の素に塩を足すと、「あじしお」になるそう。とても分かりやすい(笑)
↑
本だしコース同様、何も入っていない味噌湯と、味の素を入れた味噌湯との飲み比べ。
試食が終わった後は、バスで工場まで移動して包装、箱詰め作業を実際に見学します。基本的にはロボットが作業できるものはロボットにお願いして、それが難しい部分は人の手で行っているよう。
箱づめ後の工程については、ロッテの浦和工場と似ている所が多いように感じました。作っているものは違っていても、効率的な作業をしつつ物流ルートに乗せようとすると、共通する部分が出てくるのが、かなり面白いです。
↑
お土産(後日撮影)
工場見学が終わった後は、いったん京急川崎駅まで戻り、歩いてJRの地上通路を横断し、東芝科学未来館へ。
15時前に入ったらすぐにサイエンスショーが始まりそうだったので、まっすぐ予約票をいただいて、実験室に。
今日は豊洲にあるガスの科学館の出張サイエンスショーです。「がすってなーに?」は一度お邪魔した事がありますが、こんな圧が強めの面白いお兄さんがショーをやってるのは知りませんでした(笑)
今回は天然ガスを冷やしてLNG(液化天然ガス)にして、運ぶ仕組みについて実験をしながら分かりやすく説明を受けました。
ガスを直接使用するのは、さすがに危ないので、今回は風船内の空気を気化や液化させたり、液体窒素を使った実験等をショーでは行っていました。子供と一緒に普通に楽しんでしまいました(笑)
サイエンスショーが終わった後は、今日はヒストリーゾーンを中心にざっくりと見る事に。前回来たときには全く見れて無かったんですよねえ。
さすがソニーや富士通やパナソニック等と並び、日本経済を支えてきた天下の「東芝」。日本初や世界初で作られた製品の数々が誰でも、タダで見れるように展示されているのは、太っ腹としかいいようがありません。
鉄道博物館の機関車たちが重要文化財になっている事になっている事を考えると、将来は国立科学博物館の「未来技術遺産」以上の貴重な資料として扱われても、おかしくはないと思います。
↑
日本初のラジオの受信機
↑
日本初の電気洗濯機
↑
日本初のカラーテレビ受信機
↑
日本初のマイクロプログラム方式コンピューター
科学未来館をざっと見た後は、夕方からJR東日本のスタンプラリーの続きをやる事に。まずは大船を回った後は、京浜東北線でひたすら埼玉方面に。
座りたいという誘惑に完全に負けてしまい、効率という点ではせっかくのおでかけパスを巧く使いこなし切れなかったのは、少し反省。大船から浦和まで各駅停車で行ったのは流石に無理がありました。
ただ、浦和から上尾→大宮→越谷レイクタウンとスタンプを押し、武蔵野線で西国分寺まで移動して立川までは行けたので、あとは土浦駅さえ上手く押さえれば、完走が出来そうな所までは来ました。
満足はできませんでしたが、今日の移動で完走にメドはつけれたので、まあ、良しとします。