本日は中央区まるごとミュージアムの日。たまたま、まちかど展示館を回っていた時に案内をいただいたので、いくつかのイベントに申し込んで参加させていただきます。
まずは、早めに家を出て、新富町駅からミズノプリンティングミュージアムさんへ。
普段は平日しか営業してないのですが、このイベントに合わせて、特別に営業していただけるようなので、速攻で申し込ませていただきました。
ここのミュージアムも中央区まちかど展示館の一つになります。最終的な完走を目指す身としては、絶好のチャンスです。
駅に着くまでは、ほぼ予定通り早めに着いたのですが、出口を間違えてしまった上に、Googleアース様に目一杯遠回りの道を提案されたために遅れてしまい、かなり焦る羽目に。
せっかく用意していただいた方たちには、ただただ申し訳ない気持ちで一杯です。
人( ̄ω ̄;)
タダですし、正直、古い印刷機を使わせていただけるという点以外は多くを期待していなかったのですが、その印刷機が「平野富二活版印刷機」という国産最古のもの。機械遺産にも登録されている超貴重なものです。その他にも古くて貴重な機械を至近距離で見ることが出来ます。
それだけではなく、羊皮紙でできた古い書籍や、学問のススメの初版本、更には桃山時代や江戸時代に印刷で作られた本など、そこら中に貴重やものがゴロゴロ。いやあ、こんな凄い所だとは思いませんでした。
まずは、館長さんのお話しを聞き、その後で印刷の体験をしながら、ミュージアムを見学します。
前々から疑問に思っていたのですが、かつての新聞社や印刷会社の多くが、築地や銀座地区にあったのは、明治時代の築地周辺に外国人居留地があった事が、大きな一因だそうです。かつて、大日本印刷さんの前身の会社も今の銀座にあったそうです。
まずは、お子さまたちから始めて、順番が来たので、いよいよ日本最古の活版印刷機で印刷へ。用紙をセットした後に、版にインクを付けて印刷していきます。
今日は機械の調子がいいそうで、始めての自分でも、なかなかの出来に。実際に使える状態にメンテナンスされているのに、ひたすら驚きです。
いやあ~、本当にいい体験になりました。
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日本最古の活版印刷、百万塔陀羅尼。
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「学問のススメ」
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平野富二活版印刷機で印刷した1枚。存在しているだけでも凄いのに、使える状態にメンテナンスしているのには、ひたすら驚きです。
プリンティングミュージアムの見学が終わった後は、他の展示館を回ってみたのですが、日曜日という事もあり、残念ながら回った場所は全て休館。
松竹の大谷図書館が、臨時に営業してくれそうだったのですが、残念ながらビルの電気点検日と重なってしまったために、特別開館日が前日の4日になってしまいました。まあ、仕方がないです。
のんびりと築地界隈を散策しながら、次の目的地の明石町船着場を目指します。
地図を見るだけでは少し分かりにくいのですが、目的地に近づいてくると中央区の方がスタッフでいたので、それを目印に進んでいきます。今回は、ここから出港して、月島・豊洲・晴海方面を周遊して、最後にまた戻ってくる水上船に乗ります。事前抽選ではありますが、これがタダというのは何とも太っ腹ですし、ツイています。
「水上船」と謳ってこそいますが、回っている場所はほぼ「海」。視界の広さは、東京の陸地では決して見ることの出来ない光景です。
久しぶりの船だったので、最初は少し恐かったのですが、慣れてくるとただひたすら楽しいです。30分ちょっとの船旅でしたが、あっという間でした。
普段渡っている橋を見上げるのも新鮮な体験。今度はお金を払ってもいいので、また乗ってみたくなりました(笑)
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中央区役所前にある像。作者は浅倉文夫氏の次女・浅倉響子さん。
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電信創業の碑。
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明石町船着場。
まだ時間はあったので、先日冊子をもらつた東銀座の謎解きや、江東区のスタンプラリーの続きにいくという手もあったのですが、連日の歩き詰めで余力が残っておらずここでギブアップ。
せっかく近くまで来たので、最後の力を振り絞って、銀だこの一号店でタコ焼きだけは買って帰りました。それにしても、中央区って本当に発祥の地が多い!
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築地にある銀だこ一号店。
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ゆず明太 734円(マイナス福袋の割引券分100円)