だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。読書アドバイザー養成講座特別講義「校閲講座」。

昨日の夜、青木屋さんで購入した、チョコ大福どらをいただく。本来の定価は320円(税込)なのですが、期間限定で260円でした。ホントにどら焼きの生地の真ん中にチョコ大福が入っています。

ただ単純な足し算ではなく、足した後に生地と大福との間にかなりデリケートなバランス調整が行われた跡が見られるのが、われわれの安易な素人考えとは、明確に一線を画する所です。

 

まあ、簡単にいえばかなり美味しい(笑)

 

チョコ大福どら

 

今日は家の事を済ませた後、神保町へ。片付けの甲斐あり、ずっと探していた保険関係の書類が見つかってひと安心です。

神保町へは、読書アドバイザー養成講座の追加講座の「校閲」の講義を受けに行きます。講座を申し込んだ時点(去年の10月)では、まさか今月末で会社を辞めることになるとは、夢にも思わなんざ(泣)

出版業界が冷えきっているだけでなく、システムが制度疲労を起こしている問題が全く解決されていない。それにも関わらず、終身雇用制が維持できると信じ込もうとしている。そんな自分のおめでたさに、ひたすら自己嫌悪を感じてしまいます。

 

とはいっても今更キャンセルする訳にもいかず、ほぼモチベーションゼロの状態で行く事に。講師は新潮社の元校閲部長の方。いくらコンピュータが発達したとはいっても、扱うものが表現というデリケートなモノ。人間の力なしでは成立しない、絶対的な答えのない難しい作業です。

 

先生いわく。「コンピュータは責任を取らない」。確かに真理です。

 

事前課題を元に、校閲の作業の雰囲気を体験する事も出来、講義自体はなかなか面白かったです。個別に読んでいるとおかしいと感じていた事が、テキストの中に入ると素通りして見逃しがちになってしまう。そんな難しさも実感できました。

 

ただ贅沢をいうと、講義という事を踏まえて、インタビュアーの方にもうちょっと上手く話を引き出して貰いたかったな、という気も。

対談としては充分なのですけど、講義として生徒に知ってもらいたい事と、聞き手として自分が知りたい事とを、うまく区別できていないのだけが、ちょっと残念に感じました。

 

それでも、自分と本との関係を考えるいいきっかけにはなった、気はします。