だいたい読書日記

元本の問屋(取次)に勤務も1/末に退社。ただ今、絶賛求職活動中。好きなものは読書、インプロ(即興劇、舞台経験あり)。その他、立ち食いそば、B級グルメ、落語、ベイスターズ、FC東京、謎解きなどに興味があります。基本自分の備忘録なので、好きな事を好きなように書いています。

日記。シゲリカツヒコ展と記念対談@町田市立文学館ことばらんど。町田国際版画美術館。始めての町田のパンチョ。

幸いな事に昨夜からの雨はやみましたが、かなりの蒸し暑さ。外に出るときには心が折れそうになり、どうしてもできる限り先に伸ばしたくなります。

ただ、あまり出るのが遅くなったら、帰りも遅くなってしまいそうなスケジュール。お昼前から出掛ける事に。結果的に、町田までは、先日行った雪印さんと同じルートになりました。

先日行った時には少し迷いましたが、今回はほぼ最短距離で、ことばらんどに。学習の成果がきちんと活かされています。

そのお陰で、対談の前に展示を見れる事に。予定通りに物事が進むと、万事がスムーズに推移します。

 

 

今回の展示は絵本作家のシゲリカツヒコさんの原画展。いままでにシゲリさんが出された作品の原画がほとんど展示されています。

絵柄は絵本にしてはかなりリアルなのですが、内容はただひたすら馬鹿馬鹿しいのひと言。「くだらねえ~」と思いつつも、発想のぶっ飛び加減と、細かい所すみずみまで遊び心の有りすぎる絵に、大笑いしながら圧倒されてしまいます。

端で見ていたら、完全に不審者だったと思います(笑)

 

それだけでなく、朗読した作品や作業風景の映像が展示されていたり、被り物をかぶって撮影できたりと、遊び心のある仕掛けが随所に散りばめられています。これは、夏休みのお子さまたちには、たまらない場所だったと思われます。

 

 

 

 

 

 

一通り展示を見て、対談の受付を済ませた後は、館内のカフェで一休み。シゲリさんの「バスガエル」とコラボした、オレンジフロートをいただきます。カエルのクッキーが可愛いです。

先着でもらえる缶バッチも、もう無くなってしまったかと思っていたら、ギリギリ残っていたよう。ちょっと嬉しいです。

オレンジフロート 480円

フロートのおまけの缶バッチ

 

オレンジフロートで疲れを癒した後は、目的の記念対談。シゲリさんと対談するのは元TBSアナウンサーの堀井美香さん。何気に豪華です。

最初は、展示や創作についてのマジメな話しだったのですが、アラフィフのおじさまとは思えない、キュート過ぎるキャラクターに、抜群のスタイル(180センチ、62キロ)。その辺を堀井さんがツッコミ出してからは、ずっと爆笑の対談に。

昔、120キロと太っていたのに、ある日身体と対話が出来るようになり、必要以外の物を食べなくなって痩せた事とか、スーパーで買い物をしたりハムを作ったりするのが好きだったり、成城石井の麦チョコに奇妙なこだわりがあったりetc……。

僕の表現力では伝えきれないのが、残念かつ申し訳ない気持ちで一杯です(笑)

 

笑っただけなく、創作の部分では結構勉強になる事が多かったです。特に思ってから実行するまでの早さと、失敗を怖れない姿勢は、とても参考になります。

最良の着地点がある、という信念があるから、いろいろと試行錯誤する事ができるし、それを客観的に見ることが出来る。

とにかく実行力のない自分に欠けているものが何かという、とてもいいヒントをもらいました。

 

対談が終わった後サイン会があり、かなりうしろ髪が引かれたのですが、今日は、どうしてももう1ヶ所行きたい所があったので、泣く泣くことばらんどを出る事に。

以前、道に迷ってたどり着けなかった、国際版画美術館に今日こそはたどり着くぜ!

 

そんな風に、かなり気合いを入れて行ったのですが、珍しく入念地図を調べた事もあり、10分弱歩くと、拍子抜けするくらいあっさりと到着。歩いている途中の所々に、以前右往左往した見覚えのある道が。

ちょっと一本入る道を間違えたり、ちょっと一本道を逆に曲がったり、ちょっと曲がらないといけない道を曲がり損ねたり。「ちょっとした」の積み重ねが、前回たどり着けなかった原因だという事を、嫌というほど直視させられます。

町田市立国際版画美術館

 

企画展の入場料が700円と、市立の版画専門の美術館にしてはやや高めの価格設定だと思っていたのですが、展示室が一時間ではとても回りきれないボリューム。今日の所は辿り着く事そのものが目的だったので、巻き目で見ることにします。

企画展は、「世界旅行」をテーマに各国の風景を描いた作品や、地誌などの豪華本に掲載された版画、更には実在しない架空の風景の絵等、様々な「場所」に関する版画が展示されています。

技術的な所は完全には分かりませんが、先日の本と活字館の展示と比較すると、版画と商業印刷が結構近い部分が多い事が分かります。彩色が限られいるという縛りはありますが、だからこそ制限の中でいろいろな工夫が施されているのが面白いです。

常設展は、明治~昭和にかけての東京の光景を描いた作品の展示。関東大震災の被災時の作品もあり、写真とは違った角度から当時の様子を伺い知る事が出来ます。

震災とは関係ありませんが、個人的には川瀬巴水の作品を見ることが出来たのが嬉しかったです。

東京の愛宕神社の光景。

 

版画美術館を出た後は、公園の階段を使って駅方面に戻る事に。行きにかなりの急坂を下ったので、当然帰りはそれなりの段数を上る事に。100段ちょっとはあったでしょうか?

お陰でもう1ルート行き方を覚えたので、もう道に迷う心配はないでしょう。歩いていると、街のあちこちにパブリックアートが。

昔、仕事で来ていた時は、それほどアートや教育に熱心な街だとは感じなかったのですけどねえ。

ひょっとしたら、施設があちこちに点在していて車でないと行けない場所が多いだけかもしれません。どちらかといえば東京都下よりも、相模原や横浜北部の方が商圏やライフスタイルが近いのかもしれません。

遅い昼食は、久しぶりのパンチョさんへ。町田のお店に入るのは始めてです。今日はナポリタン+ハンバーグの王道メニューで。

期待を裏切らない、濃厚で熱々のケチャップソースとお肉の食べ応え。一瞬だけ井の頭五郎になり、心の中で「これだよ、これ」と呟きます。

隣では家族づれが来店。かなり細目のお父さんがナポリタンの特盛を食べている姿に、一瞬だけ、我が目を疑いました(笑)

ナポリタン(大盛)+ハンバーグ 1280円